2026年8月18日
膀胱炎(ぼうこうえん)について
膀胱炎とは?
膀胱炎は、尿の出口から侵入した細菌が膀胱内で増殖し、炎症を起こす疾患です。
通常、膀胱の中や尿は無菌に保たれています。男性が発症することもありますが、体の構造上、圧倒的に女性に多いのが特徴です。
🏥 当院の検査方法
当院では、「尿一般」と「尿沈渣(にょうちんさ)」の2つの検査で的確に診断します。
尿一般検査(尿定性検査)
尿に特殊な試験紙をひたし、色が変わるかどうかで成分を調べる「簡易的な検査」です。
尿沈渣(にょうちんさ)
尿を遠心分離機にかけて底に集まった成分を、細かく観察する「精密な検査」です。
✨ 【当院の強み】最新の検査装置を導入
当院では、この尿の精密検査(尿沈渣)を全自動で行う最新装置「Atellica UAS800」を導入しています。顕微鏡レベルの鮮明なデジタル画像により、尿の中の細胞や細菌をスピーディーかつ正確に捉え、見落としのない診断を行います。
💡 治療のポイント
どの年代の方でも、初期治療には抗菌薬(抗生物質)を使用します。
ただし、感染した菌の種類によって最適な薬は異なります。そのため、当院では「尿培養感受性検査」を重視しています。
🧪 尿培養感受性検査とは?
尿の中の原因菌を特定し、どの抗菌薬(抗生物質)が最もよく効くかを調べる検査です。
🔬 検査の目的
菌の特定(培養):尿を培養し、原因菌の種類と量を調べます。
効きやすさの確認(感受性):見つかった菌に薬を作用させ、効き目を判定します。
📋 結果の見方(判定の目安)
S(感受性あり):高い効果が期待できる薬
I(中間):条件によって効果が期待できる薬
R(耐性):効きにくい(効果が期待できない)薬
⏱️ スケジュールと受診時の注意点
結果が出るまでの期間
検査結果が出るまで、当院では約7日間かかります。
そのため、まずは初日に予測される最適な抗菌薬で治療を始め、結果が判明した後に必要に応じて最も効果的な薬へと調整を行います。
⚠️ 受診前のお願い(重要)
医療機関を受診する前に、自己判断で市販や残りの抗菌薬を飲んでしまうと、正しい検査結果が出なくなります(菌が一時的に隠れてしまうため)。
正確な原因菌を突き止めるためにも、可能な限り薬を飲む前に受診・採尿をしてください。